【中小企業向け】オンプレミス・クラウド・レンタルサーバーの違いを比較

サーバーの更新時期が近づき、「今の環境をそのまま使い続けるべきか」、「この機会にクラウドへ移行すべきか」といったお悩みはありませんか?
選択肢が多いゆえに、「間違った選択をして業務に支障が出たらどうしよう…」と判断に迷う担当者様も少なくありません。
サーバーには、オンプレミス・クラウド・レンタルなどさまざまな選択肢があります。
それぞれコストや運用負担、拡張性などが異なるため、自社に合った環境を選ぶことが重要です。
また、サーバーの更新は、現在の運用環境を見直す良い機会でもあります。
本記事では、中小企業向けにオンプレミス・クラウド・レンタルサーバーの違いを比較しながら、自社に合ったサーバーの選び方を解説します。
オンプレミス・クラウド・レンタルサーバーの違い
サーバーには、「オンプレミスサーバー」や「クラウドサーバー」、「レンタルサーバー」など、さまざまな種類があります。
まずは、3つのサーバーについて簡単に整理しましょう。
- オンプレミスサーバー:自社施設内に物理サーバーを設置し、自社で管理・運用する方式
- クラウドサーバー:インターネット経由で必要なサーバー環境を借りて利用する方式 (例:AWS、Microsoft Azure、Google Cloud など)
- レンタルサーバー:サーバー事業者が用意した環境を借りて利用する方式 (例:エックスサーバー、さくらのレンタルサーバー など)
オンプレミスは「自社で管理する方式」、クラウドは「必要な環境を柔軟に利用できる方式」、レンタルサーバーは「事業者が用意した環境を利用する方式」です。
では、サーバー選びでは、どのような点を比較すればよいのでしょうか。
次に、サーバー選びで確認したいポイントを見ていきます。
サーバー選びで確認したい4つのポイント
実際にサーバーを選ぶ際には、以下の4つのポイントを確認することが大切です。
- 初期費用や月額費用などのコスト
- 運用保守や管理にかかる負担
- 将来的な拡張性
- 必要なセキュリティ対策
オンプレミス・クラウド・レンタルサーバーを、それぞれの観点から比較すると以下のようになります。
| オンプレミスサーバー | クラウドサーバー | レンタルサーバー | |
|---|---|---|---|
| コスト | △ 初期費用・設備費がかかる | 〇 初期費用は抑えやすいが、利用量に応じて変動 | ◎ 比較的安価で定額制が多い |
| 運用保守 | △ 自社で管理・対応する | 〇 一部の管理をサービス側に任せられる | ◎ 事業者に任せやすい |
| 拡張性 | △ 機器の増設などが必要 | ◎ 柔軟に拡張できる | △ 契約プランの範囲内で対応 |
| セキュリティ | 〇 自社で自由に対策・管理ができる | 〇 さまざまなセキュリティ機能を利用できる | 〇 事業者側の対策を利用できる |
オンプレミスは「管理の自由度」、クラウドサーバーは「拡張性」、レンタルサーバーは「導入しやすさ」に強みがあります。
それぞれ特徴が異なるため、自社の運用体制や予算、将来的な計画に合わせて選ぶことが重要です。
自社に合った最適なサーバーの選び方
サーバー選びに絶対的な正解はありません。
重要なのは、自社の運用体制や将来的な事業計画に合った環境を選ぶことです。
ここでは、企業の状況別に適したサーバーの考え方をご紹介します。
独自要件や厳格な管理が必要な企業の場合
おすすめ:オンプレミスサーバー
- 社内システムとの連携や独自のセキュリティポリシーなど細かな要件に対応できる
- 自社の運用ルールに合わせて管理できる
- 運用保守やセキュリティ対策の負担が発生する
将来的に拡大を見据えている企業の場合
おすすめ:クラウドサーバー
- 利用状況に応じてリソースを増減しやすい
- アクセス追加や機能追加に対応しやすい
- 初期費用を抑えて運用しやすい
シンプルなホームページを低コストで運用したい企業の場合
おすすめ:レンタルサーバー
- 導入しやすく、比較的低コストで利用できる
- 運用保守はサーバー事業者に任せやすいので、運用負担が少ない
- 保守や障害対応の負担を軽減しやすい
サーバー選定時によくある失敗
一方で、サーバー選定では、現在の状況だけで判断してしまい、導入後に課題が発覚するケースも少なくありません。
- 将来の利用者やアクセス増加を考慮していなかった
- サーバー導入後、運用保守の負担が想定以上だった
- 初期費用だけで判断し、将来的な運用コストを考えていなかった
このような失敗を防ぐためには、現在の利用状況だけでなく、将来的な運用や拡張も見据えて検討する必要があります。
中小企業では、コスト・運用保守・拡張性のバランスからクラウドサーバーが選ばれるケースもあります。
一方で、サイトのアクセス数や必要な機能、運用体制などを検討した結果、オンプレミスやレンタルサーバーが適している場合もあります。
最適なサーバー環境は企業ごとに異なるため、自社の運用体制や将来的な計画を踏まえて検討することが大切です。
TERIYAKIがサーバー選定時に重視している判断基準
TERIYAKIでは、現在のサイト規模やアクセス数、解決したい課題などを考慮して最適なサーバーをご提案します。
サーバー選定時に確認しているポイント
- 現在のサイト規模やアクセス数、今後の増加見込み
- 将来的な拡張性
- 運用保守の体制
- コストバランス
- セキュリティ要件
実際には、企業ごとに課題や運用体制が異なるため、最適なサーバー環境も変わります。
ここでは、当社が対応した事例を一部ご紹介します。
事例①:構成や設計を見直し、運用コストを約65%削減
中小病院向けの在庫管理Webシステムでは、運用コストの高さが課題となっていました。
そこで、サーバー構成やネットワーク設計を徹底的に見直し、運用環境を最適化しました。
その結果、開発・本番環境の月額運用コストを約65%削減しています。
事例②:運用しやすい環境を構築
その企業では、AWS環境の構築・管理負担を課題としていました。
そこで、サーバーやネットワークなどの構築作業をコマンド実行のみで自動化できる仕組みを導入し、運用方法を見直しました。
その結果、手作業による設定ミスのリスクを軽減したほか、特定の担当者への作業集中を解消し、運用の標準化と品質向上につながりました。
まとめ
サーバーは、オンプレミス・クラウド・レンタルなどさまざまな選択肢がありますが、それぞれのコスト・運用保守・拡張性・セキュリティなどに違いがあります。
そのため、「どの環境を選ぶべきか」と判断に迷うことも少なくありません。
重要なのは、どのサーバーが優れているかではなく、自社の予算や運用体制、将来の事業計画に合った環境を選ぶことです。
TERIYAKIでは、「クラウドへ移行するべきか」、「現在の環境を継続利用すべきか」といった判断も含め、サイト規模やアクセス数、将来的な運用計画を踏まえて最適なサーバー環境をご提案しています。
サーバーの見直しやクラウド移行をご検討の際は、まずはお気軽にご相談ください。