WordPressより速くて安い?「Cloudflare × EmDash」で実現する賢いWebサイト運用

Cloudflareへの移行を検討する中で、「現在WordPressで運用しているブログはどうすればいいのだろう」とお悩みではありませんか?
Cloudflareへ移行する際、現在のWordPressをそのまま利用する方法だけでなく、これを機に別のCMSへ移行するという選択肢もあります。
そこで注目されているのが、Cloudflareが開発した新しいCMS「EmDash(エムダッシュ)」です。
Cloudflareは2026年4月、EmDashをWordPressの「精神的な後継」と位置づけて発表しました。
さらに、Cloudflare自身も2026年8月12日に公式ブログをEmDashへ移行しています。
TERIYAKIでも実際にEmDashを導入し、Cloudflareを活用したWebサイト・ブログ運用を行っています。
本記事では、WordPressの代替として注目されるEmDashについて、WordPressとの違いや導入するメリット・注意点を解説します。
Cloudflareへの移行を検討している方や、WordPress以外のCMSを探している方は、ぜひ参考にしてください。
WordPressの後継?Cloudflareが開発したEmDashとは
EmDash(エムダッシュ)は、Webサイトやブログのコンテンツを管理するためのCMSです。
WordPressと同じように、記事の作成・編集やコンテンツの管理に利用できます。 一方で、EmDashは従来のCMSとは異なる考え方で設計されており、サーバーレス環境での利用を前提としている点が特徴です。
また、EmDashはCloudflare専用のCMSではなく、Cloudflareのサービスと組み合わせて利用することができ、ほかの環境にも構築できます。
Cloudflareは、EmDashを「WordPressの精神的な後継」と位置づけています。
WordPressが広く普及させた「誰でもWeb上でコンテンツを発信できる」という考え方を受け継ぎながら、現在のWeb環境に合わせてCMSの仕組みを再設計しようとしているためです。
現在、EmDashはベータ版として公開されています。
Cloudflare自身も公式ブログをEmDashへ移行し、実際の運用を通じて、SEOや管理画面、スケジュール投稿などの課題を検証・改善しています。
このように、EmDashはすでに実際のWebサイトで利用されながら、今後さらに機能や運用面が整備されていく段階にあるCMSです。
WordPressとEmDashは何が違う?
Cloudflareへの移行を検討しているからといって、必ずしもWordPressをやめる必要はありません。 では、WordPressを継続する場合とEmDashを利用する場合では、何が変わるのでしょうか。
WordPressはCloudflareでも利用できる
Cloudflareは、Webサイトの通信を高速化したり、セキュリティを強化したりするサービスです。 一方で、WordPressはWebサイトのコンテンツを管理するCMSなので、両者は役割が異なります。
そのため、WordPressで構築したWebサイトをCloudflareと組み合わせて利用することは可能です。
ただし、WordPressを使い続ける場合は、WordPress本体やプラグインの更新・管理など、これまでの運用も引き続き必要になります。
Cloudflareへ移行した場合でも、WordPressそのものの運用方法が変わるわけではありません。
WordPressとEmDashの違い
WordPressとEmDashでは、Webサイトを動かす環境やプラグインの仕組みが異なります。
WordPressはサーバー上でCMS本体やプラグインなどを動かすのが一般的ですが、EmDashはサーバーレス環境での利用を前提に設計されています。
また、WordPressではプラグインが本体と同じ環境で動作するのに対し、EmDashではプラグインを分離された環境で実行し、利用できる機能を制限できる仕組みを採用しています。
主な違いをまとめると、以下のとおりです。
| WordPress | EmDash | |
|---|---|---|
| 公開時期 | 2003年 | 2026年 |
| 実行環境 | サーバー上で動作 | サーバーレスを前提とした設計 |
| Cloudflareとの関係 | Cloudflareと組み合わせて利用可能 | Cloudflareとの組み合わせに適した設計 |
| プラグイン | 本体と同じ環境で動作 | 分離された環境で実行 |
| 導入実績 | 多い | まだ少ない |
| 現在の状況 | 長年利用されている | ベータ版として開発・改善中 |
WordPressとEmDashは単純な「新旧」の違いではありません。 WordPressの豊富な機能や実績を重視するのか、それとも新しいWeb環境を前提とした構成や運用を重視するのかによって、適したCMSは変わります。
Cloudflare × EmDashを選ぶメリットと注意点
WordPressとEmDashの違いを踏まえて、ここではCloudflare × EmDashを選ぶメリットと、導入前に知っておきたい注意点を紹介します。
Cloudflare × EmDashを選ぶメリット
CloudflareとEmDashを組み合わせることで、Webサイトの運用やパフォーマンスの面で、さまざまなメリットが期待できます。
運用コストの削減が期待できる
EmDashはサーバーレス環境での利用を前提として設計されています。
そのため、従来のようにサーバーを用意してCMSを運用する構成と比べて、インフラにかかるコストを抑えられる可能性があります。
ただし、サイトの規模やアクセス数、利用するCloudflareのサービスによって費用は変わるため、必ずしもWordPressより安くなるとは限りません。
サイトの高速化を図りやすい
Webサイトを表示する際、ユーザーとWebサイトのデータを置いているサーバーが離れているほど、データのやり取りに時間がかかります。
CloudflareのCDNやエッジネットワークを利用すると、Webサイトのデータを世界各地のサーバーに一時的に保存し、ユーザーに近いサーバーから配信できます。
EmDashと組み合わせることで、このようなCloudflareの仕組みを活用したWebサイトを構築しやすくなります。
そのため、ユーザーとWebサイトのサーバーが離れている場合でも、データのやり取りにかかる時間を短くし、Webサイトの表示速度を向上させやすくなります。
プラグイン管理による負担を軽減しやすい
WordPressでは、利用するプラグインの数が増えるほど、更新や互換性、セキュリティなどの管理が必要になります。
EmDashではプラグインを分離された環境で実行し、利用できる機能や権限を制限できる仕組みを採用しています。
そのため、プラグインがWebサイト全体に与える影響を抑えやすい設計になっています。
注意点:EmDashはまだ新しいCMS
EmDashは2026年4月に発表された新しいCMSで、現在もベータ版として開発・改善が続いています。
WordPressと比べると、導入実績や利用できる情報、拡張機能の選択肢などはまだ十分とはいえません。
そのため、すでにWordPressで問題なく運用できているサイトや、多数のプラグイン・テーマを利用しているサイトでは、無理にEmDashへ移行する必要はありません。
EmDashは、すべてのWebサイトに適しているわけではなく、サイトの規模や目的、現在の構成、運用体制などを踏まえて導入を検討することが重要です。
WordPressとEmDash、どちらを選ぶべき?
ここまで紹介したように、WordPressとEmDashにはそれぞれ異なる特徴があります。
どちらが優れているというわけではなく、Webサイトの目的や現在の運用状況によって、適したCMSは変わります。
WordPressが向いている企業
WordPressは、長年利用されているため、豊富な情報や導入実績があることが大きな特徴です。
すでにWordPressで問題なくWebサイトを運用できている場合は、無理にCMSを変更する必要はありません。
特に、以下のような企業にはWordPressが向いています。
- 既存のWordPressサイトを安定して運用できている
- プラグインを多数使用している
- 豊富な情報や導入実績を重視したい
EmDashが選択肢になる企業
EmDashは、Cloudflareを活用したWebサイト構築や、サーバーレス環境での運用を検討している場合に選択肢となるCMSです。
一方で、まだ新しいCMSであるため、導入や運用にはEmDashに対応できる開発パートナーが必要になる場合があります。
以下のような企業では、EmDashが選択肢となります。
- Cloudflareへの移行を検討している
- Webサイトやブログの運用コストを見直したい
- シンプルなブログ・コンテンツサイトを運用したい
- 新しいCMSを活用できる開発パートナーがいる
まとめ
本記事では、Cloudflareへの移行を検討している方に向けて、WordPressとEmDashの違いや、それぞれの特徴、Cloudflare × EmDashを選ぶメリットと注意点について解説しました。
WordPressは豊富な導入実績や情報があり、現在の環境を安定して運用できている場合は、無理に変更する必要はありません。
一方で、Cloudflareへの移行を機にWebサイトの構成や運用コストを見直したい場合は、EmDashも選択肢の一つとなります。
TERIYAKIでも、実際にEmDashを導入し、Cloudflareを活用したWebサイト・ブログの運用を行っています。
「Cloudflareへの移行を検討している」
「WordPressをこのまま使い続けるべきか迷っている」
「Webサイトの運用コストを見直したい」
「EmDashが自社のサイトに適しているか知りたい」
このようなお悩みがあれば、ぜひTERIYAKIの無料相談をご利用ください。
現在のWebサイトの構成や運用状況を踏まえて、最適な環境をご提案します。